唾液検査で予防歯科
お口の健康を守るには、歯科医院での定期的なメンテナンスと、自分自身が毎日行うセルフケアの両方を合わせて行って行くことがとても重要です。
さらに、お口の状態は1人ひとり異なるため自分に合ったケアが大切です。そこで注目したいのが『唾液』です。
唾液に含まれる成分や菌の数を調べることで、歯と歯肉の健康度や清潔度を知る事ができます。
こんな方におすすめ
- きちんとセルフケアを行っているのに、虫歯や歯周病になりやすい
- 自分のお口の健康状態が知りたい
- 自分のお口に合ったセルフケアを提案してほしい
唾液検査
当院では唾液検査システム「SMT」を導入しています。見た目では分からないお口の健康状態を15分で測定する事が可能です。
この検査でわかる事
この検査では少量の唾液を採取し、歯やお口の健康に関係する6つの項目を測定できます。
※正確に測定を行うために、1時間前のご飲食、歯磨きを控えてのご来院をお願いします。
検査項目
- 虫歯菌
虫歯菌が多いとムシバリスクが高くなります。
- 酸性度(唾液中の酸性の度合い)
唾液の酸性度が高いと、お口の中が酸性に傾き、エナメル質が溶けてムシバリスクが高くなります。
- 緩衝能(酸性になったお口の中を元に戻す力)
唾液には酸性になったお口の中を元に戻す力があります。この働きが弱いと虫歯が進行しやすくなります。
- 白血球(細菌の増殖による歯肉の炎症)
歯肉に炎症が起こると、白血球が高くなり細菌が増加します。そして唾液中の白血球が増加し、歯周病のリスクが高まります。
- タンパク質(歯肉の炎症)
細菌や歯石によって歯肉の炎症が起き、歯周病のリスクが高まります。
- アンモニア(細菌の量から見る口臭)
お口の中に細菌の数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなり、口臭の原因になると言われています。
当院の唾液検査は簡単3ステップ
❶ 唾液の採取
「10秒間、お口全体を軽くゆすぐ」
少量の水でお口全体を10秒間軽くゆすぎ、紙コップに吐き出してください。患者さんにご協力いただくのは、これだけで完了です。
❷ 測定
「専用機器で6項目を測定」
専門器具を使用して
に関する6項目を測定します。測定時間はわずか5分です。
❸ 結果説明
「その場で測定結果をお渡しします」
測定結果は、わかりやすいグラフにしてお渡しします。
何か気になることがあれば、その場でスタッフにおたずねください。
唾液検査費用
1回 ¥1,250+消費税
よくあるご質問
唾液検査で事前に気を付けておくことはありますか?所要時間はどのくらいかかりますか?
1時間前からの歯磨きと飲食を控えて頂く事で正しい数値が測定できます。
所要時間は15分程です。
どうやって唾液検査をするのですか?
唾液検査は少量の水(3ml)をお口全体に行き渡るように10秒間洗口し、コップに吐き出すだけで採取が完了します。採取した唾液を試験紙に点着して専用機器にセットすれば、たった5分で測定できます。
どういうタイミングで唾液検査を行うといいですか?
当院のおすすめは治療を開始する前のタイミングです。
今のお口の状態やリスクをしっかりと把握する事で、自分に合ったケアの方法を知ることができ、改善や予防に繋がります。
唾液検査は定期的に行った方が良いですか?
半年の定期メンテナンスのタイミングで行うと前回からの変化や、その時々のお口の状態を知ることができるのでおすすめです。
お口の状態は常に変化しますので、半年ごとにチェックをして、お口の状態に必要なケアを知る事が虫歯や歯周病の予防に繋がります。
予防歯科で大切な事は、いまのお口の中の
状態を知る事です。
唾液検査は、お口の中のリスクを知るための
有効な手段の1つです。結果をもとに、お口の
中のリスクを知り、1人ひとりに合った予防
プログラムを作成します!